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本や ふるさとマルシェ
いわきの本、民俗など。店主じゃんがら堂です。
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ふるさとマルシェ本や

Author:ふるさとマルシェ本や
 ふるさとマルシェ本やの店主じゃんがら堂です。
 じゃんがら堂は、いわきの古本屋です。店舗は無く、駅前のラトブ6Fに事務所を構えております。古本を扱う一方で、民俗学徒として、いわきのじゃんがらを中心に、聞き書きをしております。夜は、たいてい平の呑み屋にいます。
 ふるさとマルシェ本やでは、福島やいわきなどの地域に関する書籍や資料を主に扱っております。このブログでは、じゃんがら堂が、お薦めしたい本や日々思ったことなどを綴りたいと思います。



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再生
huukei1
2月8日

 午前中は久我山の買い取り。4階のマンションの一室。能、茶、書をやっていたお婆さんのもので、当然、そうした関係のものが多い。能は観世の師範を務めるほどだったという。東京の買い取りは、車を止めるにも苦労するし、マンション・アパートが多いので、搬出に苦労する。

 値段は付かなかったが、茶の雑誌があった。創刊から揃っていると思ったら、一冊抜けていた。メモ書きがあった。「持っていかれた。貸した人も分かっている」当人は施設に入っているという。古本屋に蔵書を処分されたことがわかったら、どんな顔をするのだろう。

 午後は、私が修行している大泉学園の古書店の買い取り。古くからの米屋で、お爺さんの趣味の蔵書。太陽、アサヒカメラ、旅などの雑誌を整理して、車に積み込む。それぞれ60年代から80年代にかけてのバックナンバーが揃っている。作業が終わると、自分の家で作ったものだからとお婆さんが干し柿を持ってきた。最後の干し柿という。この木造の米屋も、近いうちにマンションに変わってしまうのだ。

 夜は、つくばで、友人たちと吞む。家賃8000円のアパートの調理室。鍋を作り、芋焼酎と知人の中国土産の紹興酒をあおる。仕事で行けなかったが、先輩の詩人が水戸の喫茶店で最後の朗読をした。身体が弱り、医者から朗読を止められたのだという。30人も狭い喫茶店に集まって盛況だったらしい。裸電球のもと、ゆっくりとした時間が流れる。

 古書店にしても、民俗学にしても、消えゆくモノ、場所、人を扱う性分があるらしい。古書店では、それらを売ることで、民俗学では、それを書くことで、再生させなければならない。先日、いわきで行われた講演会で、赤坂憲雄は、民俗学はそれに「失敗」してきたのだと指摘していた。うちも、たまった在庫をどう再生するのか、目下の悩みではある。

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