本や ふるさとマルシェ
いわきの本、民俗など。店主じゃんがら堂です。
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Author:ふるさとマルシェ本や
 ふるさとマルシェ本やの店主じゃんがら堂です。
 じゃんがら堂は、いわきの古本屋です。店舗は無く、駅前のラトブ6Fに事務所を構えております。古本を扱う一方で、民俗学徒として、いわきのじゃんがらを中心に、聞き書きをしております。夜は、たいてい平の呑み屋にいます。
 ふるさとマルシェ本やでは、福島やいわきなどの地域に関する書籍や資料を主に扱っております。このブログでは、じゃんがら堂が、お薦めしたい本や日々思ったことなどを綴りたいと思います。



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『今昔福島の歌 万葉集から現代の歌まで』
今昔福島の歌四倉町の友人から、「平小唄」と「平城」の音源をいただいた。ともに平の花柳界で歌われ、踊られた曲である。音源とともに送っていただいた新聞記事によれば、昭和56年に地元を代表する曲になればと「平小唄」と「平城」のレコードを作ったという。A面が「平城」、B面が「平小唄」のEPであった。「平城」は、作詞作曲不明。原田直之が歌っている。「平小唄」は、戦前と戦後のものがあり、戦後のものは昭和24年頃、作曲古関裕而、作詞野村俊夫という黄金コンビで作られた。

大正期の新民謡運動から、現在に至るまで、数多くのご当地ソングが作られてきた。しかし、歌は世に連れ添うものであり、消えていったものが多い。平小唄と平城のようにレコード化されたものは稀で、今では、歌詞しか分からないものが多い。いや、その存在さえ、分からなくなったものの方が多いだろう。さらに、付随した踊りとなると、皆目分からない。

数年前に、昭和初期に作られた鹿島村歌を老人たちに歌い、踊っていただいたことがあった。「鹿島
村歌」は、昭和初期の恐慌を村民一丸となって乗り切るために、鹿島村長が作ったもので、鹿島村の小学生が皆で踊ったという。

その土地の民謡というと、近代以前のものを想起するかもしれない。しかし、一方で、近代以降に土地の歌として作られた歌は少なくない。そして、その所在や実際がほとんど不分明であるのは、近現代の歌である。

「今昔福島の歌 万葉集から現代の歌まで」は、古代から現代までの福島の歌を集めた本である。ここから、近現代にいわきで作られた歌名を幾つか抜き出してみよう。

いわき市合併を記念した「いわき和おどり」、平の「新平小唄」、内郷町の「内郷甚句」、勿来の名所を歌い込んだ「勿来小唄」「勿来の関音頭」、三和町差塩の「差塩小唄」、磐城市が作った「磐城行進曲」、小名浜の「小名浜小唄」「港小名浜音頭」、いわき七浜を歌った「七浜大漁節」……。
これ以外にも、「四倉音頭」、「湯本小唄」、常磐交通で作った「常磐交通の歌」、内郷ヘルスセンターの「ヘルス音頭」などがある。

数年前にいわき警察署が作ったメッピー音頭も、警察署に問い合わせると音源はないという。ここ100年の歌たちは、急速に私たちの記憶から消え去りつつある。

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